ロケフリ体験レポートのサマリーです [ロケフリ全般]
グダグダっとして終了してしまい申し訳ありませんが、今までのレポートの見出しを項目別にまとめて最後のエントリーとさせていただきます。
【ロケフリ全般】
・ロケフリ新製品の体験レポート始めます
・ロケフリ新製品体験前の一苦労
・ロケフリ新製品の学習リモコン機能を試す
・さよならスゴ録、またきてPSX
・複数のロケフリベースステーションを有効活用
・ロケフリが米国で絶好調~ハイビジョン対応ロケフリ登場も間もなくか…
・ソニスタ、PocketPC用ロケフリプレイヤーの取り扱いを開始
・ロケフリ「LF-PK20」と「LFA-PC20」がアップグレード~PSPがAVC再生対応に
・ロケフリでPS2~バーチャルリモコンでゲームはプレイできるのか
・「ロケフリの本」という名のロケフリの本
・ロケフリ環境を再構築
・PSP用防水ソフトケース「アクアトークゲームプラス」を試す~ロケフリ&ゲームOK
【ベースステーション「LF-PK20」】
・ロケフリベースステーション「LF-PK20」の箱の中身と本体デザインについて
・ここまで増えたロケフリ対応モニター機器
【液晶モニター「LF-12MT1」】
・ロケフリ液晶モニター「LF-12MT1」を試す(1)
・ロケフリ液晶モニター「LF-12MT1」を試す(2)
・お風呂でロケフリ~12MT1用「お風呂ジャケット」を試す
・ロケフリ液晶モニター「LF-12MT1」を試す(3)~他のベースステーションに登録する
・ロケフリ液晶モニター「LF-12MT1」を試す(4)~その他、気がついたこと
【Windows用ロケフリプレイヤー「LFA-PC20」】
・ロケフリプレイヤーPC用「LFA-PC20」を試す(1)
・ロケフリプレイヤーPC用「LFA-PC20」を試す(2)~AVC対応の威力
・ロケフリプレイヤーPC用「LFA-PC20」を試す~複数のベースステーションに登録
【Mac用ロケフリプレイヤー「TLF-MAC」】
・ロケフリ「LF-PK20」にMac版プレイヤーとX5のモニターを登録
【TVボックス「LFA-BOX1」】
・ロケフリ TVボックス「LF-BOX1」を試す(1)
・ロケフリ TVボックス「LF-BOX1」を試す(2)~リモコンがすごいんです
・ロケフリTVボックスの画質について
一部のエントリーは複数のカテゴリーにまたがっている内容なのですが、So-net Blogの仕様でひとつにしか設定できないため、便宜上このような形になってしまいました。とはいえ、トータルでもエントリー数は多くありませんので、全部まとめてご覧いただいてもさほど時間はかからないと思います。
また、旧機種について書いた「X1、X5スタイル徹底比較」もあわせてご覧いただければロケフリへの理解も多少は深まるのではないかと思います。お時間のある方は一緒にご覧ください。
ということで、今までご覧いただきありがとうございました!最後になりますが、このような機会を設けてくださったSMOJ並びにソニー関係者の皆様に感謝いたします。
PSP用防水ソフトケース「アクアトークゲームプラス」を試す~ロケフリ&ゲームOK [ロケフリ全般]
お風呂でPSPを使うためのアイテムとして、かなり前にサイバーガジェット製の「ウォータープルーフケース」を紹介したことがありますが、それよりも使い勝手の良い防水ケースを見つけました。石崎資材の「アクアトークゲームプラス」というポータブルゲーム機用防水ソフトケースで、先日、PSP用ドレスアップステッカーのレビューで予告していた優れものというのはコイツのことです。購入元はアマゾンで価格は税込777円でした。
パッケージは厚紙にケースをはさんでいるだけのシンプルなもので、この紙に商品の特徴や使用法、注意点が記載されています。ケースの素材はソフトクリアーフィルム製で、同社の解説では、「耐久性」「操作性」「通音性」「透明性」をバランス良く兼ね備えているとか。実際、フィルムもかなり薄いのですが、作りはしっかりしています。PSP専用というだけあってサイズもぴったり。チャックはジップロックそのもので、プラ製のスライダーを付けることで開閉動作がしやすくなってます。
使い方は、ケースのチャックを手で開けて、電源を入れたPSPをスライダーがある側から滑り込ませてから、スライダーでチャックを閉じるだけ。それだけ?って感じですが、実はコイツのすごいところは使い方に応じて選べる2つの収納モードがあることなのです。
一つめが「ACTIV MODE」。これは、PSP本体の底面側にチャックが来る入れ方で、L/Rボタンを多用するゲーム利用時に最適なモードなんです。このケースにはショルダー・ガゼット構造と呼ばれるマチが付いているのが大きな特徴で、このマチがあることでL/Rボタンが使えるというわけです。さらに、十字キーやボタンといった操作に必要なパーツがある部分にはクリアシートでコーティングするという親切設計。お風呂でゲームプレイも問題ありません。
そして、二つめが「STAND VIEW MODE」。これは、「ACTIV MODE」の反対でL/Rボタンがチャック側に、マチ側に本体底面が来る入れ方になります。この入れ方だと、マチ側つまりショルダーガゼットがスタンドの機能を果たし、平らな面にPSPを縦置きすることができるのです。ボタン操作をあまり必要としないロケフリプレイヤーとしてPSPを使用するときに威力を発揮します。我が家のような薄い浴槽のヘリの上でもしっかりと自立してくれました。
こいつがあればお風呂でロケフリはもちろん、存分にモンスター狩りができますですよ。十字キー操作が中心のゲームなら楽しめます(修正&追記:アナログスティックの操作は難しいためMHP2のプレイは難しそうですね。すいません)。これで777円はかなり安いと思いました。夏場はプールサイドやビーチでも使えそうですね。とはいえ、スライダーをあまり過信しないほうがよいです。閉めたつもりが閉まっていないことが良くありました。ゆっくり閉めるのがコツみたいです。水場で使う場合にはチャックが閉まっているかどうかをしっかり確認しましょう。また、注意書きには度重なる摩擦疲労によりフィルムが破損することもあると記載されていますので、お風呂でヘビーにゲームしたい人は予備もがっつり揃えておきたいところ。自分も後日追加購入予定です。
ちなみに、このケースにはニンテンドーDS用もあるようです。ゲーム機用だけじゃなくて、バイオtype Uとか、ロケフリX5のモニター用なんかも作ってくれませんか、石崎資材さん。
#LF-X5の場合はジップロック(大)を使うのですが、サイズが大きすぎるのとビニールの薄さが少々心配なんですよね…
ロケフリ環境を再構築 [ロケフリ全般]
10周年を迎え、旅行したり、AV機器を買い足したりと、2月は散財してしまったSPA家ですが、リビングと寝室のテレビ周りの環境の変更に伴い、ロケフリ環境を見直すことにしました。
リビングにあるハイビジョンスゴ録「RDZ-D900A」とアナログ専用機の東芝「RD-X5」がSPA家のロケフリ環境の核となります。普段は32インチの液晶WEGAでこの2台の映像を楽しむわけですが、この2台の出力を我が家に多数あるロケフリ機器で楽しむためには少々工夫が必要でした。図にしてみるとおおよそこのような感じ。
使用するベースステーションは、X1、X5、PK20の3台。X1の12インチモニターは4:3の映像が一番マッチするので、こいつに東芝RD-X5からの出力をメインで接続して、スルーアウトをPK20に接続。ハイビジョンスゴ録の出力はPK20をメインにして、スルーアウトをX5に接続。
これで、PK20のクライアント(TVボックス,PC,Mac,PSP)からはスゴ録とRD-X5の両方を、X5の7型ワイドモニターではスゴ録、X1の12インチモニターでは東芝RD-X5の映像を出力、制御可能になりました。実際の寝室とリビングのテレビ廻りはこんな感じ。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、リビングのX1とPK20は液晶WEGAの裏側に隠すように置いてあります。また、ベースステーションのAVマウスは3本とも東芝RD-X5の上に設置しています。以上が、2007年2月現在の我が家のロケフリ環境です。
TVボックスとX5モニターでハイビジョンスゴ録がコントロールできるようになったのがうれしいです。なお、それぞれの再生画質や設定等については後日個別にエントリー予定です。
(次の課題は寝室にあるPSXの映像をロケフリで見られるようにすること。あぶれてしまったPK1と無線LANコンバータを寝室に導入すればできそうですが、果たしてそこまでする必要があるのかと自問自答中…)
「ロケフリの本」という名のロケフリの本 [ロケフリ全般]
先日、書店をうろうろしていたらこんな本を見つけました。「ロケフリの本」という名のロケフリの本です。
ソニーのロケフリ製品を徹底的に活用しようというガイドブックで、技術評論社から出版されていました。価格は税別2,180円で、柴田格さんと平澤寿康さんという方が執筆しています。初版が平成19年1月25日なので出たばかりみたいでした。
ちなみに、最新のPK20に関する記述もありますが、解説の大半はPK1がベースになっていました。中身の大半は新製品発表前に書かれたもので、新製品発表をうけて加筆修正したため、こういうタイミングで出版されたんでしょうね。
中身の方は、基本的なものから高度なものまで幅広く網羅されており、特にNetAV関連の解説は大変参考になりました。また、自分も体験レポートで取り上げたX5のモニター活用や、ハンディカムと組み合わせた遠隔監視用途など、ひと味違ったロケフリの使い方についても紹介されています。
この手の技術書にありがちな大きなスクリーンショットでページを稼いでいるところもなきにしもあらずですが、自宅のVPN環境構築や公衆無線LANサービスの活用、PCカードタイプのケータイやPHSを使った接続レポートなど、後半はマニアックな内容で読みどころも多いです。NetAVは難しそうなのでよくわからないとか、自宅では十二分に活用できているけど外からはうまく使えないという方には、かなり参考になるのではないでしょうか。
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ところで、我が家のAV環境にまたまた変動がありました。地元の電気店で87,000円という値札を見たあと、意識がどこかに…。気がついたら箱が置いてありました。ついに寝室のテレビもハイビジョンに…
というか初「BRAVIA」っす。そうです、BRAVIA Sシリーズの20インチっす。小さいけど画も綺麗です。ひとつだけだけどHDMIも付いてます。D端子もふたつあるのでPSXも繋げます。S端子もふたつあるのでBOX1も繋げます。これで、今月初めに購入したスゴ録(D900A)の映像を寝室でも迫力のワイド画面も楽しめることになります。わーい!ということで、いそいそとセッティング中。詳細については後日またレポートします。
(寝室のテレビ買い換えは同居人公認なので出費的にも無問題。にしてもACアダプタがデカイ。これじゃあXbox360を笑えません。まさかこんなに巨大だとは思わなかったっす…)
ロケフリでPS2~バーチャルリモコンでゲームはプレイできるのか [ロケフリ全般]
Windows Vista発売に伴い、1/30にロケフリベースステーション「LF-PK20」とPC用プレイヤー「LFA-PC20」がアップグレードしましたね。お手持ちの方ですでにお気づきの方も多いと思いますが、PC20のリモコン対応機種にSCEのゲーム機「PS2」が加わったのです。用途的にどうかとも思うのですが、せっかく追加されたのだし、とりあえず接続して試してみることにしました。
PK20に接続しているレコーダーのケーブルを外して、PS2付属のケーブルを接続。一時的な接続なのでAVマウスの信号が届く場所に置いて試します。画像が前後してしまい申し訳ありませんが、PC20のリモコン設定からPS2を選択(左下画像)後、PCから電源オン。見事にPS2の画面が表示されました。
リモコンはタブのクリックで3種類を切り換えて使います(右上画像)。プレステのコントローラでお馴染みの○×△□と上下左右、そして決定ボタンは3種類全てに共通しています。また、リモコンの内容から、ゲームではなくDVD視聴が主な用途みたいです。とはいえ、せっかくなのでゲームがプレイできるのかを試してみました。PC20のリモコンでゲームをプレイするためにはPS2側のシステム設定でリモコンによるゲームプレイ機能を有効にする必要があります(一番上の右画像)。
試しに昨年暮れにはまりまくった「大神」のディスクを入れてみます。START、○×△□、上下左右ボタンを使ってゲームの起動は問題なくできました。ただ、アナログスティックを代用するボタンが無いため、キャラクターを操作することはできませんでした。以前の体験レポートでPSXを使ってゲームができるかを試したこともありますが、その時と同じ結果ということになりますね。
【ご参考】※X1、X5スタイル徹底比較より
・ロケフリTV(X5)&PSXでゲームにトライ
・X1のモニターを使ってゲームを楽しむ方法
仮に操作できたとしても、タイムラグが生じる関係でとても快適にゲームをプレイすることはできません。ちなみに、手持ちのワイヤレスコントローラをPCがある部屋に持ちこんでリアルタイム操作してみましたが、こちらもタイムラグの関係で実際の操作と画面上の動きがかみ合わず、ほとんどゲームになりませんでした。
ということで、ロケフリでPS2はDVDの視聴用途に限ってなら有効ということになりそうです。具体的なシチュエーションとしては、出張の多いお父さんが出先から自宅のHDDレコーダーにしたいけど、奥さんや子供に使われていて見たい番組が見られない、なんて時に家族に連絡してPS2にDVDディスクを入れてもらい出先からDVDを鑑賞する、といったような使い方がありそうです。そんな立場のお父さんはある意味悲しいですが、ベースステーションの外部入力に空きがあるのなら、実際にそういう使い方もあるのではということで…。
とはいえ、普段はテレビでPS2を使っている場合は、ベースステーションに繋ぐために分配しないといけません。また、ロケフリは外部入力1つに対して2つのリモコン設定ができるので、セレクタなどを利用すれば必要に応じて切り換えて使えそうです。いずれにしても、少々手間というか面倒になりますね。
なお、リモコン操作に標準で対応しているPS2は薄小さいタイプのようですのでご注意を。それ以前のタイプでも別売のリモコンを購入すると赤外線レシーバーが付いてきますが、あいにく所有していないので同様の操作ができるかは不明です。その点はご了承ください。
ロケフリ「LF-PK20」と「LFA-PC20」がアップグレード~PSPがAVC再生対応に [ロケフリ全般]
・LF-PK20システムソフトウェアアップグレードプログラム
・LFA-PC20バージョンアッププログラム
1/30にPK20のVista対応のアナウンスを予定しているとのお知らせがあったロケフリオフィシャルサイトを見てびっくり。PC20のVista対応と同時に、PK20のシステムソフトがバージョンアップしてPSPのMPEG-4 AVC再生に対応してしまいました。
LF-PK20 システムソフトウェア バージョン 4.000
・PSP用ロケーションフリー プレイヤーとLF-PK20の組み合わせで、MPEG4-AVCが使用可能に
LFA-PC20 バージョン 3.1.3.28
・Windows Vista Home Basic/Home Premium/Bussiness/Ultimate に対応
・プリセットのリモコン対応機種が増えました。リモコン対応機種について詳しくはこちら
・ベースステーションを“クライアントモード”で使用する際の設定画面を変更
【追記1】PK20のシステムアップデートに伴い、PSPのシステムソフトのアップデータも公開されました>PSP®システムソフトウェア バージョン 3.10 アップデートについて
システムソフトウェア バージョン3.10で更新される主な機能
ゲーム
・PLAYSTATION®Networkタイトルを遊ぶための機能を強化
ネットワーク
・[ロケーションフリープレーヤー]で、MPEG4-AVCが使用可能に
・[ネットワーク]に[PlayStation®Spot]を追加
・[インターネットブラウザ]の[表示設定]に[省メモリ]を追加
・設定 [サウンド設定]に[ダイナミックノーマライザ]機能を追加
・[ネットワーク設定]に[ワイヤレスホットスポット]を追加
やったね!早速アップデートしてみようっと。それと、ロケフリ関連の話題ですが、産経新聞の著作権絡みの特集でロケフリを大きくクローズアップしています。
・ソニー第2の“ベータマックス訴訟” ロケフリが揺るがす放送制度
・「まねきTV」3者インタビュー
放送制度まで揺るがしてしまうロケフリに今後も要注目ですね。
ソニスタ、PocketPC用ロケフリプレイヤーの取り扱いを開始 [ロケフリ全般]
ソニスタのソフトウェアダウンロードコーナーでACCESS社の「ロケーションフリープレイヤー PocketPC用(NetFront LocationFreePlayer for PocketPC)」の取り扱いが開始されました。販売価格は税込2,079円。
同ソフトにより、PocketPCから、ワイヤレスLANまたはルーター経由でロケフリベースステーションに接続し、テレビやDVDを楽しめます。対応ベースステーションは「LF-PK20」と「LF-PK1」で、動作確認機種は、ウィルコムの「W-ZERO3(WS003SH、WS004SH)」、デルの「Axim X51v」と「Axim X30」、ソフトバンクの「X01HT」、NTTドコモの「hTc Z」。
【おすすめポイント】
・ワイヤレスLANまたはルーター経由でベースステーションに接続し、テレビ番組やDVDを操作、視聴可能
・外部機器の再生停止・早送り等の操作を画面で行えるリモコン機能
・自動レート調整 通信状態に応じた最適な映像のレートを自動的に設定
ロケフリが米国で絶好調~ハイビジョン対応ロケフリ登場も間もなくか… [ロケフリ全般]
【麻倉怜士CES報告14】ロケフリがついにケーブルSTBに入る?
Tech-On!、麻倉怜士死のCESレポート。ロケフリが米国で急速に普及しそうな状況になってきたそうです。大手STBメーカーとの提携でベースステーション機能内蔵のSTBが登場することになったほか、大手のケーブルテレビオペレーターとの交渉もまとまりつつあり、同機能内蔵のSTBの台数が約2000万台に拡大すると見積もられるとか。
ロケフリの次の挑戦はHDTV信号の送受信であり、技術的にはH.264を使えば比較的少ない符号化データ速度でハイビジョン画像の伝送が可能として、実用化が積極的に検討されているはずとの麻倉氏の予測に対して、ロケフリの生みの親であるソニーの前田事業室長は「にやにやしているだけ」とのこと。
にやにやしているということは期待して良いんですね、前田事業室長!
【追記】麻倉さんは別のコラムでも米国でのロケフリ好調を伝えていました。「今後、大飛躍が約束される」というコメントがなんともうれしいっす>どこでも「感動」を再現できるか――新たな融合時代を象徴するCES
【関連ニュース】
・H.264対応のセットトップ・ボックスの今後5年間の主要な市場はSDTV,と英IMS Research社
・【CES総覧】“フルHDの次”が見えてきた「2007 International CES」を振り返る
複数のロケフリベースステーションを有効活用 [ロケフリ全般]
機材を返却後、少々滞っていたロケフリ体験レポートですが、今後は小粒なネタをちょこちょこご紹介してきたいと思います。ということで、まずは複数のベースステーションを有効に活用してみようというテーマを取り上げてみました。
X1やX5をすでに使っているけど、機能に惹かれて新しいベースステーション「LF-PK20」を購入したというような方もいらっしゃるのではないでしょうか。ロケフリが2セットだから単純に外部機器4台分を繋いで使うというスタイルが考えられますが、4台ものビデオ機器を運用している人はかなりのAVマニアなのではないでしょうか。我が家もHDDレコーダーを買い増してきた口なので、複数台のビデオはあることはあるのですが、実際に稼働しているのはリビングにあるPSXと東芝のRD-X5の2台のみです。
我が家では以前からダイニング(狭いです)での視聴用にX1を使っていますがこれは液晶モニターとセットでしか使えませんので融通が利きません。ということで、寝室のテレビに繋いだTVボックスや自分の部屋のPCからの視聴用としてPK20を追加して、リビングにあるPSXとRD-X5という2台の外部機器を2台のベースステーションで共有することにしたわけです。
その共有方法ですが、コンポジットケーブルが前提ならとても簡単。X1(X5)、PK20のベースステーションは2つの外部入力端子と1つの出力端子を持っています。X1は入力2、PK20は入力1にそれぞれ出力端子が用意されており、入力端子に入った信号を出力端子にスルーで出力できる仕様となっています。出力端子をひとつしか持たないビデオ機器など向けのいわゆる返しの端子です。これをうまく活用すれば、分配器などを使わなくとも2台のベースステーションで2台の外部機器を共有できるというわけです。
上の画像は左がPK20、右がX1(X5)のベースステーションの裏側ですが、X1の入力端子に外部機器のひとつを、もう一つの外部機器をPK20の入力端子に繋いで、それぞれの出力をそれぞれのベースステーションの空いている入力端子に繋いであげるだけ。いわゆるテレコって奴です。S端子を使ったテレコは残念ながら機能しませんでした(音声は出るのですが映像が出ない)。
幸い、X1とPK20は出力端子がセットになっている入力端子の順番が逆なため、リモコン設定はどの機器でも同じ順番になります。ちなみに、PK20が2台の場合は外部機器1と2の順番が逆になります。なお、AVマウスは共有できないため、2つのAVマウスを設置する必要はありますが、並べて置いてあげれば済むので簡単です。
このシステムで運用すると、2台の外部機器を二人が別々に使いたい場合などに威力を発揮します。もちろん、リビングのテレビが空いていればロケフリを使う必要はないのですが、お子さんがリビングのテレビでハイデフのPS3ゲームをしたいなどとわがままを言っているような場合、お父さんとお母さんそれぞれが別室でリビングの外部機器を楽しめるってことになりますね。まあ、そんな親御さんが弱い家庭は無いかもしれませんけど、ひとつの活用方法と言うことでご紹介してみました。
(蛇足ですが、我が家のPSXは初代機で出力が1系統しかありません。なので、映像はD端子をリビングの液晶ベガに、コンポジットをロケフリに繋いでしのいでいます。音声はどうにもならないので、電気屋で買ってきた分配ケーブルでそれぞれに分配しています。信号も弱くなるはずですが、我が家ではあくまで利便性を優先しているのでさほど気にしませんです。また、PK1は出力端子を持たないので、テレコは残念ながらできませんが、上のPSX同様の手法で外部機器の片方の出力を分配すれば、なんとかいけますね。手軽にとは言えなくなってしまいますが、ご参考までということで…。)
さよならスゴ録、またきてPSX [ロケフリ全般]
ロケフリ体験レポートのためにお借りしていたハイビジョンスゴ録「RDZ-D900A」と液晶モニター関連が、昨夜、我が家から旅立っていきました。ソニーの「スゴ録」自体、使うのが初めてでしたが、その使い勝手の良さに改めて感動。自動チャプターやダイジェスト再生はホントに便利でした。PSP向けのお出かけ機能も良くできてますね~。ハイビジョンのダブル録画の使い勝手は少々とまどいましたが、総合的にはとても良くできた素晴らしい製品だと感じました。これからの流れ的にはBlu-rayドライブ搭載なのでしょうけど、見たら消すが主体なら全然OKですね。
我が家にはRecPOTもあったので、3番組同時録画が可能な環境だったのですが、それもおしまい。再びPSXが元の位置に納まり、アナログ録画中心の生活に戻りました。しかし、ハイビジョンクオリティに慣れきっちゃうとつらいですね~。WEGA+RecPOTも悪くないけど、使い勝手は専用機にはかなりません。ということで、普及型のBlu-rayディスクレコーダー登場を来年に期待してます。